コパ・コーポレーション/東証マザーズに上場/初値は2.3倍の4530円

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 通販事業者への商品供給や自社通販を手掛けるコパ・コーポレーションは6月24日、東証マザーズ市場に上場した。上場初日は買い気配だったが初値が付かず、翌25日には売り出し価格(2000円)の約2.3倍となる4530円の初値を付けた。
 コパ・コーポレーションは、テレビ通販運営事業者や量販店への商品供給のほか、インターネット通販、実演販売士の派遣によるセールプロモーションを手掛けている。
 20年3月期の決算内容は、売上高が前期比59.9%増の56億500万円、営業利益は同87.9%増の8億6200万円、経常利益は同81.4%増の8億6300万円、当期純利益は同75.1%増となる5億6100万円を計上した。
 中でも、インテリア系商品で体圧分散効果がある「Gゼロクッション」や、掃除用クロス「パルスイクロス」、かかと角質けずりの「5セカンズシャイン」などの商品が、売り上げをけん引した。
 21年3月期の業績見通しは、テレビ通販において放映本数の増加、ネット通販においては夏季向け商品の売り上げ実績から、増収を見込んでいる。ただ、新型コロナウイルスの影響に伴い、店舗の休業や外出自粛による来客数の減少、各種イベントの中止が見込まれている。
 人員の増加による人件費の増加、増収に伴う費用の増加など販管費も増加する見通し。
 このため今期の業績予想は、売上高が前期比横ばいの56億700万円、営業利益は前期比17.9%減の7億800万円、経常利益は同18.9%減の6億9900万円、当期純利益は同18.5%減となる4億5700万円を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ