高島屋/カタログの活性化策相次ぎ投入/ドゥクラッセと提携し中年女性を開拓

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高島屋は通販事業を活性化させるため、カタログ関連の施策を相次いで開始した。40~50代の女性顧客の利用を促進するため、衣料品カタログ通販のドゥクラッセ(本社東京都、林恵子社長)と通販カタログの共同制作を開始。さらに、お中元用の商品カタログにスマートフォン(スマホ)をかざすだけで商品を手軽にネット購入できるサービスの提供も始めた。お中元商品の「自家需要」の開拓にもつなげたい考えだ。
40~50代女性を狙う
 ドゥクラッセと共同で制作した第1弾カタログは5月中にも、高島屋の通販会員や友の会会員を合わせた72万人に配布する。カタログには、高島屋のバイヤーが選んだドゥクラッセのジャケットやシャツなど22品目を掲載している。
 ドゥクラッセは40~50代の女性の体形変化に合わせたアパレルの開発に強みを持つ。価格も1万~2万円と手ごろな商品が多いのが特徴だ。高島屋の通販カタログの主な顧客層は60~70代と高齢化している。ドゥクラッセの商品を取り扱うことにより、既存顧客よりも若い層を開拓できると考えた。
 高島屋は、ドゥクラッセの商品をECサイトでも取り扱う予定だ。今後は商品の共同開発にも着手したいという。

(続きは本紙 5月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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