三越伊勢丹ホールディングス/「宣言」受け2サイト休業/ささげ業務に伴う感染防ぐ

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 政府が発令した緊急事態宣言を受け、三越伊勢丹ホールディングス(HD)は4月8日から、「三越オンラインショップ」「伊勢丹オンラインショップ」の2サイトを臨時休業にした。「ささげ(撮影・採寸・原稿作成)業務」に伴うスタッフの感染拡大を防ぐ。化粧品のECと食品宅配のECは営業を続けている。化粧品はささげ業務が少なく、自動化も進んでいるため人員を抑えやすい。食品宅配は需要の高まりに応えた。
 2サイトの休業は緊急事態宣言が解除されるまで行う予定。「ささげ業務に伴い、運営にはスタッフの出勤が不可欠となる。休業して感染拡大の抑止とする」(広報)と話している。
 化粧品ECサイト「meeco(ミーコ)」と、食品宅配のECサイト「ISETAN DOOR(イセタンドアー)」は営業を継続中。「イセタンドアー」は、学校の休校延長や在宅勤務の増加に伴い、受注が増加しており、「既存顧客を中心としたニーズの高まりに応えている」(同)としている。
 三越伊勢丹HDは、三越日本橋本店や伊勢丹新宿本店など首都圏にある百貨店6店舗(食品フロアを含む全店)に加え、「エムアイプラザ」など小型店の全店臨時休業も決めている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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