【社会貢献】 〈新生ホームサービス〉きっかけは「あきらめない」/子どもたちとギネス世界記録に挑戦

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「おおぞらのいえ」で、折り紙を作る子どもたち

「おおぞらのいえ」で、折り紙を作る子どもたち

 住宅リフォームの訪問販売を行う新生ホームサービス(本社兵庫県、吉都紀太介社長)は3月26日、折り紙を使用した文字作りのギネス世界記録に挑戦する。
 ギネス世界記録の認定にあたっては、兵庫県立リハビリセンター内の障害児入所施設「おおぞらのいえ」の子どもたちと挑戦する。
 折り紙6000枚以上を使って、「大空を翔る(おおぞらをかける)」という大きな文字を作る挑戦。審査の際は、折り紙の折り方などが1枚1枚確認されるという。
 同社は、ギネス世界記録に挑戦することで、「子どもたちに『あきらめない心』を身につけてもらいたい」(同社)と話している。2013年からプロサッカークラブチーム「ヴィッセル神戸」の選手と共に、同施設への訪問活動を実施している。
 これまで訪問活動は、年1~2回程度行っていた。今回、20年3月末に施設を卒業する子どもが3人おり、「大きなことに挑戦することで、あきらめない気持ちを子どもたちにもってもらいたい」(同)という同社の気持ちと、施設の子どもたちの意見が一致し、ギネス世界記録に挑戦する形となった。
 折り紙は、19年11月から、おおぞらのいえの子どもたち20人が主体となって、作り始めている。すでに7000枚以上が完成。当日までに9000枚が出来上がる予定だという。
 当日の文字作りは、新型コロナウイルスの影響で、無観客で実施する。同社からは、10人程度が現地での制作にあたり、会場の様子はビデオカメラを通じて、施設の子どもたちにも見てもらう。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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