アイビー化粧品は16年3月期、販売組織の中間層にあたる「営業所」を期初比3000カ所増の約7800カ所に増やす事業計画を策定した。近年の減収基調を打破するため販売組織の拡大を図る。本社公認サロンは2年後をめどに現在の約1・5倍にあたる100カ所に増やす。
同社の販売組織は上位から「販売会社」「営業所」「ビューティマネージャー(販売員)」の3段階。14年9月末時点の人数は販売会社が期初比4社減の227社、営業所は同31カ所減の4835カ所、ビューティマネージャーは同401人増の2万4576人だった。
今期は6月1日に中価格帯のスキンケアラインの新商品を投入するほか、美容セミナーへの動員促進に力を注ぎ販売組織を活性化。販売員のリクルート活動もサポートし、営業所への昇格を促すとみられる。
営業所を増やす事業計画は対外的には公表していない。「あくまで社内的な計画」(経営企画部・中山聖人部長)としている。営業所を増やすための具体策は非公表としながらも、「いくつかの施策を設けている」(同)と言う。
(続きは本紙4月23日号で)
アイビー化粧品/営業所3000カ所増へ/組織拡大で業績回復狙う
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