ペレ・グレイス(本社東京都、佐藤知己社長)の15年3月期における売上高は、前期比9・0%増の36億円、8期連続の増収となる見通しだ。4月9日に都内で開催した「2014年総会」で、4月1日付で取締役統括本部長から副社長に昇格した佐藤永次氏が明らかにした。
期中に2万人が新規登録、平均年齢は53歳だった。会員の地域別人数は、関東が4割近くと最も多く、中国、四国、九州が続いた。
増収の見通しになったことを受け、会員への利益還元として、4月1日から期間限定で販売するスキンケア「ラボシリーズ」のボーナスポイントを500Pにする。
14年末から再開していた一定条件の達成者を招待する「社長ランチ会」の継続を決めた。参加条件も緩和する。4月に達成した場合、6月に招待し、不参加の場合は権利放棄とみなしていた。今後は、翌月以降でも参加できる。「現場の声を聞ける貴重な機会」(佐藤副社長)との認識が背景にある。
ネット通販「ペレズ マーケット」も充実させる。商品構成の見直しやネット限定商品の販売も視野に入れる。売り上げを拡大させることで会員へのボーナス還元を拡大させる。
愛用者志向の会員の支援にも乗り出す。企業概要や商品を説明する支援ツールとして「アプローチブック」を新たに制作し、1500円で販売する。ハワイ研修旅行についても、愛用者の枠を設け、優待参加できるようにする。
4~6月には愛用者志向の会員を対象にしたキャンペーンを実施する。3カ月間、オートシップで商品を購入した会員に対して、応募券を発行。抽選で毎月100人にギフトカタログをプレゼントする。ポイント「Pマイル」2倍キャンペーンも実施する。
(続きは本紙4月16日号で)
ペレ・グレイス 15年3月期/前期比9.0%増収に/製品愛用者のリクルートを支援
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