エイチーム 19年8―10月期/EC売上24%増/増税前の駆け込み需要で

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 自転車ECサイト「cyma―サイマ―」を運営するエイチームの19年8―10月期(第1四半期)のEC売上高は、前年同期24.8%増の6億3700万円だった。営業損失は5000万円。前年同期の営業損失は6300万円で、赤字幅が縮小した。増税前の駆け込み需要が発生し、売り上げの増加に影響した。
 仕入れ、物流、販売などのオペレーション改善を進めたことで、運営の効率化につながった。「従来行っていたオペレーションを完成形に持っていき、販売においても自動化を進めていく。発注も自動化を進めて費用を抑え、そこから利益を改善、成長させる」(林高生社長)と説明する。
 エイチームはEC事業の中長期的な成長を見込んでいる。2022年には売上高38億円、営業利益3000万円の目標を設定しており、段階的に事業規模を拡大する方針だ。第1四半期の全売上高のうち、EC売上高は7.8%を占めた。
 全体の売上高は、同8.7%減の81億4800万円、営業利益は同69.1%減の1億4900万円だった。経常利益は同71.6%減の14億4000万円、四半期純利益は同70.5%減の7500万円だった。ゲームアプリを手掛けるエンターテインメント事業が振るわなかった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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