シーボン 19年4―9月期/新規売上は57.4%減/売上高・営業益は微減

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 化粧品のサロン販売のシーボンの19年4―9月期(第2四半期)の連結業績における売上高は、61億3000万円、営業利益は1億5000万円だった。新規顧客による売り上げは同57.4%減の3億2400万円となった。従来のイベント集客から、ウェブ広告からの集客へと移行したことが新規の減収につながったという。
 シーボンは19年3月期の通期決算から、連結業績を計上しているため、単純比較できないが、前年同期の単体業績は、売上高が62億3200万円、営業利益は1億6700万円だった。連結業績を計上したのは、19年1月以降に子会社の重要性が増したためとしている。
 19年4―9月期は、新規顧客による売り上げが大幅に減少した。一方で、既存顧客による売り上げが同4.9%増となった。同期間の既存顧客による売り上げは、54億8400万円。月1回以上サロンに来店する継続顧客数は、前年同期比3.2%減の22万3160人だった。
 シーボンでは、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の影響が大きかった。19年9月度の売上高は、前年同月比29.1%増の13億3800万円だった。同社では、19年10月~20年3月にかけて、駆け込み需要の反動による買い控えが発生すると予想している。台風19号の影響もあり、一定期間営業ができなかった店舗もあったことから、19年10月度の売り上げは前年同月比で減少するとも予想している。

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