ベガコーポレーション 19年4―9月期/WEB広告を積極投下/自社EC売上43.0%増

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 家具のECを手掛けるベガコーポレーションの19年4―9月期(中間期)の自社ECサイトの売上高は、前年同期比43.0%増の10億700万円だった。第2四半期以降、WEB広告による集客を強化し積極的に広告を投下した。販路別売上高の中で、自社ECサイトの比率は現在30.3%を占める。全体の売上高は同5.3%増の66億7600万円で、営業利益は2800万円だった。前年同期は2300万円の営業損失だった。
 ベガコーポレーションは、ユーザーを自社ECサイトに集客する施策を進めている。グーグルなどに広告を出稿し、アクセス数を伸ばしている。純第2四半期(19年6―9月期)のアクセス数は503万UUだった。増税前の駆け込み需要も、アクセス数および自社ECサイトの売り上げ増加を後押しした。
 商品価格や商品構成の見直し、固定費を削減したことで、利益率も改善した。「従来、ソファやベッドなど大型商材がメインだったが、組み立て式の収納棚やテレビ台の割合を増やしている。組み立て式の商材は、梱包サイズがコンパクトで保管コストが抑制できる」(経営管理本部)と言う。
 経常利益は4300万円、四半期純利益は1900万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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