日本通信販売協会/公正競争規約策定へ/機能性表示食品の表示について

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 (公社)日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都)は10月10日、機能性表示食品の公正競争規約の策定を行う方針を明らかにした。10月から規約内容に関する検討を開始するとしている。JADMAでは、機能性表示食品だけでなく、サプリメント全般の公正競争規約の策定も検討するとしている。
 機能性表示食品の公正競争規約については、健康食品に関連する7団体で構成する健康食品産業協議会(事務局東京都)と連携して策定を進めるという。
 健康食品産業協議会に「公正競争規約準備室」を設け、一元化して検討を行う。準備室の室長には、景品表示法の運用に精通したJADMAの植木正樹調査役(元消費者庁表示対策課課長補佐)が就任する。準備室には、JADMAや健康食品産業協議会の他、参加希望の団体も受け入れる。
 業界だけでなく、行政経験者や、消費者団体、法曹界などからも準備室のメンバーを選定して広く意見を求めるとしている。
 JADMAの万場徹専務理事は、準備室のメンバーの選定について「早々にメンバーの選定を行う。JADMAの事務局と、会員社から合わせて10人程度を募る予定だ」と話している。
 準備室では、消費者庁で進めている機能性表示食品の広告ワーキンググループでの検討内容を踏まえつつ、規約の内容を検討する。景品表示法上で問題になるおそれのある表示について、消費者庁と打ち合わせを行いつつ、検討を進めていくとしている。
 JADMAでは、「内容については、すべてこれから、一から検討していく。『規約』だけでなく、より具体的な『規則』の検討もする予定」(万場専務理事)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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