千趣会は3月27日、雪印メグミルクとの資本業務提携を締結したと発表した。雪印メグミルクが千趣会の100%子会社である主婦の友ダイレクト(本社東京都、柿崎富久社長)に出資。3社で連携を図り、機能性食品の通販機能を中心とした事業を強化する。資本提携に伴い、主婦の友ダイレクトは7月1日付で社名を変更する予定。
千趣会は第三者割当増資により、主婦の友ダイレクトの新株式を発行。そのすべてを雪印メグミルクが引き受ける。増資完了ならびに株式譲渡は3月31日。異動後、主婦の友ダイレクトへの出資比率は千趣会が66・6%、雪印メグミルクは33・4%となる。株式の譲渡金額は公表していない。
主婦の友ダイレクトは7月1日付で、社名を「株式会社ベルネージュダイレクト」に変更する。フランス語でベルは「美しい」、ネージュは「雪」を意味する。「ベルメゾン」のブランド名で通販を展開する千趣会と、雪印メグミルクの共同出資会社となることから命名したという。
雪印メグミルクは、グループ会社のビーンスターク・スノー(本社北海道、平田公孝社長)が「毎日骨ケアMBP」などの機能性食品を発売。主婦の友ダイレクトが販売を代行している。
資本提携を機に各社間で連携を図り、ノウハウと経営資源を相互に提供。機能性食品の通販事業を強化していく。
千趣会/機能性食品の通販強化/雪印メグミルクと資本業務提携
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