アマゾンジャパン/年内200拠点に宅配ロッカー/ファミマ・小田急などと連携して

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ファミリーマートや小田急電鉄など7社が連携

ファミリーマートや小田急電鉄など7社が連携

 アマゾンジャパンは9月18日、コンビニや私鉄の駅、スーパーなどにAmazon専用の宅配ロッカーを大規模に設置する取り組みを開始した。ファミリーマートや小田急電鉄などと提携して行う。19年中に首都圏を中心に200拠点に設置する予定。順次、宅配ロッカー設置の拡大を進めていくとしている。
 Amazon専用の宅配ロッカーを設置する事業者は、開始時点で、ファミリーマートや小田急電鉄、富士シティオ、りらくなど7社。ファミマは店舗の入り口付近に、小田急電鉄は成城学園前や経堂などの世田谷区の駅の改札に設置するとしている。マッサージのフランチャイズを展開するりらくは、実店舗のカウンターで受け取れるようにする。
 Amazonの専用宅配ロッカー「Amazon Hubロッカー」は、専用のバーコードをかざして開閉する。Amazonで商品を注文したユーザーは、決済ページの配送先欄で「ロッカー」を選択する。ロッカーに商品が配送されると、Amazonからユーザーにメールで通知される。通知の案内の中にある専用のバーコードをロッカーにかざすと、商品が入ったロッカーが開く仕組みだ。
 宅配ロッカーへの配送は現時点では、Amazonと直接配送委託契約を結んでいるデリバリープロバイダが配送する商品やエリアが対象となっている。
 提携するファミリーマートは、年内に東京・神奈川など50店舗に宅配ロッカーを設置するとしている。ファミリーマートの澤田貴司社長は「ファミリーマートは年間1200万個の荷物の預かりを行っているが、8割がAmazonの商品だ。宅配ロッカーを設置すれば、店舗の負担軽減と、ついで買いの集客にもつながる」と話している。
 アマゾンジャパンのジェフハヤシダ社長は、「2月から実施している置き配の取り組みと同じく、お客さまの利便性向上と、再配達の軽減を目指す」としている。

Amazonの専用宅配ロッカー「Amazon Hubロッカー」

Amazonの専用宅配ロッカー「Amazon Hubロッカー」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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