リッコー/EMS機器でEC参入/動画配信使い認知拡大

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開発販売本部プロダクト・ディレクションDiv.小野塚智安氏

開発販売本部プロダクト・ディレクションDiv.小野塚智安氏

 整骨院など医療機関やエステサロン向けの卸を手掛ける家庭用医療機器メーカーのリッコー(本社東京都、原嶋芳之社長)は8月1日にECサイトを開設、家庭用医療機器のECに参入した。ユーチューブによる動画配信で認知拡大を図る。今後はQ&Aコーナーの開設や、商品紹介を充実させる。1年後までに3000万円の売り上げを目指す。
 現在、全国3000カ所を超える医療機関やサロンが同社のEMS機器を導入している。
 医療機関などを通じて同社の機器を知った人から「購入したい」「痩身や筋肉トレーニングに効果的な使用方法を知りたい」などの反響があり、ECサイト開設に至った。問い合わせは月に300件に及ぶこともあるという。
 売り上げを見込む主力商品は、振動機器の「3Dエクサウェーブ」、複合高周波EMS(電子筋肉刺激)機器の「Di(ディーアイ」、「PROIII(プロスリー)」。いずれもインナーマッスルを鍛える効果などが期待できる。
 「開発中のマッサージロボットなど、テレビをはじめとしたメディアで取り上げられる機会が増えている」(開発販売本部プロダクト・ディレクションDiv.小野塚智安氏)としており、積極的なメディア露出でを増やし、認知拡大につなげたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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