〈FC系食品宅配〉 顧客接点広げる動き、活発的に/サロン、ECなどにチャレンジ

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女優の白石美帆をアンバサダーに起用

 ECやネットスーパー、生協との顧客獲得の競争が激しくなっている食品宅配企業が、顧客との接点を広げる動きを活発化させている。業界最大手のヨシケイ開発は、カット食材とレシピをセットにした「ミールキット」について、「便利」「時短」といったキーワードから、食材を無駄にしない環境配慮の視点を取り入れ、幅広い顧客層に訴求している。高齢者向け宅配弁当を手掛けるシニアライフクリエイトは11月1日、地域密着型の常設サロンを開設。弁当の利用者以外にも開放することで、一人暮らしの高齢者を支援し、商品との接点を持ってもらうことで新規顧客開拓につなげる。シルバーライフもECでの販売を本格化させ、新たな販路の獲得を目指している。

ヨシケイ開発〈ミールキットを販売〉

■環境配慮を新たなキーワードに

 全国65のフランチャイジー(FC)が加盟するヨシケイ開発(本社静岡県)が販売するカット食材とレシピをセットした「ミールキット」は、自社の配送スタッフ「スマイルスタッフ」が届けている。1975年の創業から「ミールキット」の市場をけん引し、現在は年商800億円規模の業界のリーディング企業となっている。
 近年は、この市場にさまざまな企業が参入。調理の時間を減らす”時短”をキーワードに、オイシックス・ラ・大地、楽天西友ネットスーパーといったECや、食品スーパー、生協がミールキットを取り扱っている。
 顧客獲得競争が激しさを増している中で、家庭にとっては「時短」の取り組みが料理だけでなく、家事全般に広がっていると各社はみている。
 こうした状況を受けて、ヨシケイ開発は8月29日、ミールキットの認知向上を目的に、女優で栄養士の資格を持つ白石美帆をアンバサダーに起用すると発表。都内で「ヨシケイアンバサダー就任記念発表会」を開催した。
 今回のアンバサダー起用には、ヨシケイ商品の販促だけではなく、ミールキットを利用することが環境に配慮につながる点を訴える。「時短」に加え、新たに「エコ」というキーワードを加えることで、新たな顧客層の開拓を目指す。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月5日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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