ヤーマンの14年5月―15年1月期(第3四半期)の連結業績は、売上高が11・1%減の91億9200万円だった。09年の上場以降、初めて第3四半期売上高が100億円を下回った。直販部門(自社通販)ではインフォマーシャルなどを見直し、費用対効果を重視した出稿を行ったものの、結果的に売上高は減少した。
営業利益は8700万円(前年同期は3億700万円の損失)で黒字転換したが、経常損失2300万円(同3億円の損失)、四半期純損失1800万円(同1億9200万円の損失)だった。
通販の売上高は同37・8%減の26億6800万円、営業利益は同64・9%減の8100万円となっている。
通販向け卸部門はテレビ通販専門チャンネルが堅調だったものの、地上波やカタログ通販が苦戦し、売上高は同3・5%減の38億9900万円、営業利益は同4・8%減の13億2500万円だった。
家電量販店などへの店頭向け卸部門は代理店経由から直接取引に切り替えて取扱店舗数が拡大。売上高は同30・6%増の22億7200万円、営業利益は同33・5%増の5億3400万円となった。
通期連結業績予想は売上高が前期比0・9%増の145億100万円、営業利益が同76・8%増の6億5900万円、経常利益が同73・1%増の6億4700万円、当期純利益が同88・4%増の4億1400万円。
ヤーマン 第3四半期/上場以降初の100億割れ/広告出稿見直しで通販売上減少
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