レティシアン/広告表現が類似/シー・コネクトを提訴

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 通販事業を手掛けるオーダーチーズ(本社東京都、四方祥樹社長)のグループ会社で、ペット事業を手掛けるレティシアン(同、同)は7月8日、オリジナル商品の製造・販売を手掛けるシー・コネクト(本社東京都、嶽本泰伸社長)を提訴したと発表した。レティシアンが販売するキャットフードの広告表現と類似する表現をシー・コネクトが行ったとして、著作権侵害行為の差し止めおよび損害賠償の支払いを要求している。シー・コネクトは盗作をしている認識はないと主張している。
 レティシアンは、販売している「モグニャンキャットフード」の広告表示と類似する表現が、シー・コネクトが販売する「GRANDS(グランツ)キャットフード」の広告表現でも使われていると主張。具体的な類似部分について、「係争中の内容のため、回答を控えさせていただく」(レティシアン)と説明する。
 レティシアンは16年12月から「モグニャンキャットフード」を販売。著作権侵害されたとする該当の広告表現を掲載するサイトは、17年3月から運用している。19年4月にシー・コネクトの広告表現が類似していることを把握した。7月4日に東京地裁に提訴し、受理された。
 事前にレティシアンからシー・コネクトへの通告は行っていない。両社の代表は知人関係にあり、以前からレティシアンに来社することもあったという。
 シー・コネクトは「著作権侵害の事実はないと認識している。訴状が届いたら内容を精査し、適切に対処致する」(人事総務部・広報担当)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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