カタログハウス 19年3月期/営業・経常損を計上/新規顧客の獲得優先で

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 カタログハウス(本社東京都、松尾隆久社長)は6月21日、2019年3月期の業績を明らかにした。売上高は前期比0.2%減の260億8000万円。営業損失は2000万円、経常損失は1億5000万円だった。営業・経常損失の計上は約30年ぶり。当期は新規顧客獲得を優先し、広告投資を強化したためだ。
 19年3月期は売上高や利益よりも、新規顧客獲得を最重要テーマに位置付けた。新聞折り込みチラシ・テレビ・ウェブ広告に投資し、新規顧客獲得を図った。ネット通販時代に生き残れるカタログ通販は、優良顧客の獲得と固定化以外にないとの判断からだ。
 松尾社長は「今期もまた売り上げや利益よりも将来のための顧客獲得を最重要テーマに据えて展開する」と明言。「今の弊社に必要なのは、短期の利益よりも長期の安定経営だと考えている」と説明する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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