京都きもの友禅 19年3月期/和装事業、2期連続営業赤字に/「振袖」の来店客数が不振

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 京都きもの友禅の19年3月期における和装関連事業の売上高は、「振袖」が不振だったことから前期比9.4%減の88億5800万円、11億9900万円(前期は2億8100万円の営業損失)の営業損失になった。
 主力の「振袖」販売やレンタルは、来店客数の回復に向けてダイレクトメールやテレビCMなどのプロモーション強化を図ったものの、見込んだ効果を得られず、来店客数は前期比で12%減少した。
 また、既存顧客を対象にした「一般呉服」は、小規模の店内催事を中心に展示会を前期よりも50回増やしたものの、客数の減少により前期比8.1%減となった。
 粗利益率は前期と比べ0.7ポイント低い62.5%。販管費は、広告費や販促費を中心に経費全般を削減、効率化を図ったものの、減収により、対売上高比で10.1ポイント上昇した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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