スクロール 19年3月期/売上高は14%増加/新規子会社の純増効果で

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 スクロールが5月8日に発表した19年3月期の売上高は、前期比14.4%増の711億5300万円だった。18年1月に子会社化したミネルヴァ・ホールディングス(現ナチュラム)やトラベックスツアーズなどの売上高が加わり2桁増となった。
 生協の会員にカタログ通販を展開する通販事業の売上高は、同0.6%増の341億3700万円。セグメント利益は同20.6%増となる19億3100万円だった。効率的なカタログ配布を推進したことや、多サイズ展開のアパレル商材を増やした。
 順調に推移したのはeコマース事業で、売上高は同37.0%増となる185億9300万円、セグメント利益は同124.8%増の1億8300万円だった。ナチュラムが加わったとともに、外部モールへの新規出店で、売り場や受注の拡大に取り組んだ。
 売上総利益は35.5%となり、前期比0.6ポイント悪化。売上高販管費率は33.1%で同0.9ポイント改善した。営業利益は同30.2%増の16億9700万円だった。
 持分法適用会社であるベトナム企業の持分法投資損失ほか、トラベックスツアーズののれんの減損を計上したため、経常利益は同2.9%減の14億1500万円。当期純利益は6億3100万円(前期は10億3500万円の損失)だった。

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