「エコ住宅ポイント」 1軒で最高45万点/断熱改修や耐震改修に

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工事内容ごとのポイント数

工事内容ごとのポイント数

国土交通省は3月10日、省エネリフォームやエコ住宅の購入時にポイントを付与する「エコ住宅ポイント制度」の申請書の受け付けを開始した。既存住宅向けの場合、省エネリフォームと耐震改修を組み合わせることで最大45万点を付与する。予算枠は約800億円。
 ポイントの対象となる工事は、(1)窓の断熱改修(2)外壁や屋根、天井、床の断熱改修(3)エコキュートや節水型トイレなど指定のエコ住宅設備を3種類以上設置─の3種類。国が定めた省エネ基準を満たした建材や商材を使用することが条件となる。
 (1)(2)(3)のいずれかに加え、バリアフリー改修や耐震改修工事を同時に行った場合にもポイントを付与する。省エネリフォームの発行上限は30万点だが、省エネリフォームと耐震改修工事を組み合わせれば最大45万点まで付与される。
 14年12月27日から16年3月31日の間に着工したリフォームがポイントの対象。発行ポイント数が予算に達した時点で終了する。
 1ポイント1円相当で商品券や環境配慮型商品と交換可能。ポイントを追加の省エネリフォームの支払いに充てることも可能だ。
 工事の内容や規模に応じてポイント数が設定されており、外壁の断熱改修は12万ポイント、内窓設置ならサイズに応じて8000~2万ポイント。
 同様の制度が実施された10年には、多くのリフォーム会社が売り上げを伸ばした。制度の再開で省エネリフォーム市場が盛り上がる可能性が高い。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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