〈宣伝講習販売卸のモアが破産〉 負債総額は1.7億円

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 健康食品や飲食店の運営などを手がけ、宣伝講習販売企業への卸売りを展開していた、モア(本社東京都、岩崎義隆社長)は2月13日、東京地裁より破産開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は約1億7000万円。破産管財人には早川篤志弁護士(早川篤志法律事務所)が選任された。
 モアは、グループ会社だった宣伝講習販売のヘルスウェイ(本社東京都)と連携し、コラーゲンやローヤルゼリーなどを販売していたほか、福島県でイタリアンレストランを運営し、14年1月期は売上高約6億5000万円を計上していた。
 しかし、競争激化による販売不振に加えて、ヘルスウェイと18年7月頃に資本関係を解消したことで急激に業況が悪化。その後、自社で宣伝講習販売店舗を始めるなど、巻き返しを図ったものの、資金繰りが困難となり、今回の措置となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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