アムウェイ/売上高は2%増の88億ドルに/中国などは成長も日本は減収

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 日本アムウェイ(本社東京都、ピーター・ストライダム社長)の親会社アムウェイ(本社ミシガン州)はこのほど、18年12月期業績を発表、主要市場の中国、タイ、インドなどが伸長したことから、売上高は前期比2%増の88億ドル(約9680億円)となった。
 栄養補給食品と健康ケア製品の売上高は、総売上高の52%を占め、17年から3%上昇した。ビューティおよびパーソナルケアは1%上昇し、26%となった。グローバルのトップ10は、中国、韓国、米国、日本、タイ、台湾、インド、ロシア、マレーシア、イタリア。韓国とロシア、マレーシアは前年並みで推移し、日本と台湾はやや減収した。
 当期にメイクの新ブランドとして投入した「アーティストリー・スタジオ」は、20代から30代前半のミレニアル世代を主ターゲットに世界中で販売。35歳以下のユーザー数が3倍に増加し、これまでのアーティストリーの五つの人気製品を上回る売り上げを記録したという。
 栄養補給食品では、「ニュートリライト・トレーサビリティ・プログラム」を日本と中国、韓国に導入。ニュートリライトのビタミンやサプリメントの植物原材料の全成分・製造工程について追跡の透明性を高めた。同プログラムは今年、世界中で展開する計画だ。
 eコマースへの投資を続けた結果、最大市場の中国では売上高の70%がモバイルからの注文によって行われたという。アムウェイ共同経営者のダグ・デヴォス氏は「デジタルや革新的な製品への投資を増やし、当面は健全で安定した成長が続くと予想している」とコメントした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ