化粧品のサロン販売を行うシーボンは1月1日、化粧品の販売やフェイシャルマッサージを行うフェイシャリストの中から、高い接客技術や美容知識を持つ人材を選考・評価する社内資格制度「シーボン.マイスター」を新設した。フェイシャリストの接客や販売に対するモチベーションを高めるのが、資格創設の目的だ。同社がフェイシャリストの社内資格を設けるのは初となる。
「シーボン.マイスター」は、同社の全国のフェイシャリスト約1000人の中から選出する。第一回の「シーボン.マイスター」には、12人が選出された。
シーボンのサロン店舗で行っているアンケートや、メールアンケートでの顧客の評価を基準に選考した。アンケートの中で、CS(カスタマーサティスファクション)評価が高ポイントであることや、豊富な美容知識を持っていることが評価のポイントになる。社内で実技試験を実施。高い美顔マッサージ技術を持っていることも審査の対象になるという。
「シーボン.マイスター」として認定されると、フェイシャリストは接客時の制服に専用のピンバッジを付けることができる。ピンバッジをつけることは、顧客から高評価を受けていることの証明になる。コーポレートサイトにも名前が公表されることから、フェイシャリストの接客や販売、技術習得に対するモチベーションの向上が期待できるという。マイスターの制度の創設は、同社の金子靖代社長の発案だという。
シーボン/優秀な販売員を選考/エステや接客力の社内資格を創設
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