日本コールセンター協会/賀詞交歓会に256人が参加/三つの基軸を一層強化

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あいさつをする下村芳弘会長

あいさつをする下村芳弘会長

 一般社団法人日本コールセンター協会(CCAJ、事務局東京都、下村芳弘会長)は1月8日、新春賀詞交歓会を都内で開催した。会員企業92社が参加し、来賓など含めて過去最多の256人が参加した。経済産業省と総務省の担当官らが来賓として訪れた。
 下村会長は冒頭のあいさつで、「社会貢献、交流、相互研さんの三つの基軸を着実に実現してきたのではないか」と18年を振り返った。社会貢献の面では、9月に福岡市で人材確保支援の講話を開催。人手不足対策を共有し行政と会員の橋渡しをした。交流の面では、協会報を通じた会員交流会の推進・実施をした。相互研さんについては、最新テクノロジーを活用した先行企業への取材やセミナーを通した会員企業への知の共有を進めた。
 今年の抱負としては、「人とテクノロジーが真価を発揮し、コンタクトセンターが起業戦略をリードすること」と、「人を引き付ける魅力ある業界にすること」の2点を挙げた。
 電話での応対が減少し、デジタルチャネルが主流となりつつあるとした上で、「デジタルトランスフォーメーション(DX)の起点となることができるよう努める」と話した。
 今年4月に施行される働き方改革法に触れ、「ワークライフバランスに配慮した対応が求められる。人とテクノロジーが融合したコンタクトセンター運営により、人でなければできない業務とそうでない部分を切り分けていく。引き続き三つの基軸を一層強化し、業界の健全な発展に尽力する」と結んだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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