アイビー化粧品が販売会社のサロン開設を推進している。研修プログラムで販売員教育を支援しているほか、サロン開設費用の一部も援助する。サロンを活用すると販社の売り上げや顧客獲得数が増える傾向にあることから、サロン展開をネットワークビジネスの成長戦略の一つに位置付けた。店舗数は中長期で100店舗を目指す。
アイビー化粧品が展開している公認サロンは「アルテミス」。肌状態を測定する機器や施術用ベッド、カウンセリングスペースなどを備えている。
専門スタッフが店内で顧客の悩みを聞き取り、最適なスキンケアの方法を提案する。有料のフェイシャルトリートメントやボディートリートメントも行う。
店内に全てのスキンケア製品やメーキャップ製品を展示し、消費者に体験してもらうことで新規顧客の獲得にもつなげているという。
「アルテミス」の店舗数は14年12月末時点で68店舗。期初比で8店舗増えた。路面店の「アルテミス ザ・ショップ」が39店舗、自宅の一室などを改装した簡易型サロン「アルテミス ザ・ルーム」は29店舗という内訳。
「サロンは訪問販売を補完する役割」(経営企画部・中山聖人部長)と位置付けている。訪問販売の強みである提案力や顧客との信頼関係をベースに、店舗で肌分析やエステを手掛けることで顧客満足度を高めている。
(続きは本紙2月26日号で)
アイビー化粧品/サロン開設を後押し/中長期で100店舗目指す
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