ニッセンホールディングス 通販事業、抜本見直し/商品は価値訴求に/ネットへのシフトも加速

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ニッセンホールディングス(ニッセンHD)は今期、通販事業を抜本的に見直す。商品は従来の価格訴求から価値訴求へ転換するほか、インターネットを使った売り場へのシフトも加速する。通販事業の顧客ターゲットは30~40代の主婦層に設定し、総合通販からの脱却を図る。媒体経費削減策の一環として、新規顧客獲得カタログの有料化にも取り組む。通販子会社であるニッセンの業績不振で、14年12月期の純損失は85億1000万円となり2期連続の赤字を計上。業績回復にはニッセンの収益構造見直しが急務と判断した。ただ、今期業績は売上高が前期比2桁減となるほか3期連続の純損失を予想。一連の取り組みによってニッセンの収益が回復するのか、道筋は不透明だ。

(続きは本紙2月19日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ