セルート/即日配達サービス開始/配送クラウドソーシングのAPI公開

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 法人向け輸送事業を行うセルート(本社東京都、高木惠理社長、(電)03—5285—5089)は11月上旬、EC事業者向け配送サービスの提供を始める。配送クラウドソーシングサービス「DIAq(ダイヤク)」とEC事業者を連携するAPIを公開するもの。実店舗とECの在庫を共有する事業者を対象に、即日配達サービスを提供する。
 「ダイヤク」は、荷主とその近くにいる運送者をマッチングするサービス。約2900人が運送者として登録している。運送者には一般人も含まれる。個人が空き時間に働く際の、選択肢になっている。
 API連携をした事業者は、購入者と「ダイヤク」の運送者をマッチングできる。店舗の近くの運送者をアサインすることで、即日配達を実現する。API連携によるサービスの対象地域は東京23区となっている。
 利用のハードルを低くするため、荷物は損害保険ジャパン日本興亜(本社東京都、西澤敬二社長)がセルート専用に設計した運送保険の対象にした。
 セルートによると「個人が働きたい時間と、荷物を受け取りたい時間はマッチしている。午前6時から深夜0時まで配達時間指定ができるのも利点の一つ」(DIAqプロジェクト・松崎晋也プロジェクトリーダー)と言う。
 配送料はテストを重ねる中で基本料金を設定する。EC事業者自らが依頼する配達件数に応じて、基本料金から低く配送料を指定することもできるという。19年3月末までに10社とのAPI連携を目指している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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