フェリシモ/営業益は2億円強/中間期の利益予想を上方修正

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 フェリシモは10月1日、18年3—8月期(中間期)の業績予想の修正を発表した。営業利益は前回予想を2億4300万円上回る2億6900万円に上方修正した。売上高は前回予想を下回る見通しだが、売上総利益率の改善や配送方法の見直しによるコストの削減、広告費の減少が利益増に影響する。
 売上高は前回予想を9億1600万円下回る135億9800万円に下方修正した。定期便(コレクション)事業における顧客数が想定を下回ったためだ。売上高の減少で売上総利益も計画を下回った。
 だが、売上総利益率が改善したことや、定期便事業の出荷件数の減少および配送方法の見直しに伴いコストが減少。さらに、計画の変更で上期の広告費が減少した結果、営業利益は前回予想を上回る。
 配送方法の見直しは、一部エリアで地域特性に合わせて配送委託先を変更。さらに送付用段ボール箱のサイズを見直し、従来よりもワンサイズ下の配送料が適用されるように工夫した。
 営業利益の改善とともに、為替が円安に振れたことで外貨預金の為替差益が発生。経常利益は前回予想を3億1900万円上回る3億7400万円に上方修正。四半期純利益も同3億2100万円上回る3億7000万円に修正した。
 昨年の中間期は、売上高が143億円、営業利益は4億6100万円、経常利益は4億9900万円、四半期純利益は4億9400万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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