JETRO/40社200品目の食品を選定/11月に東南アジア越境EC支援開始

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 JETRO(ジェトロ、日本貿易振興機構、所在地東京都)は、東南アジア越境EC支援事業をスタートする。11月末からシンガポールの直販型ECサイト「Redmart(レッドマート)」内に、日本の食品を販売する特設ページ「ジャパンモール」を設置して販売を行っていく。すでに国内の食品メーカー40社が製造する加工食品など200品目を、レッドマートの担当者が選定済みだという。ジェトロでは「レッドマートは余剰在庫を持つことにとても厳しいサイトだ」と話しており、確実に現地のECで売れる商品を選定しているという。
 「ジャパンモール」事業は、レッドマート内に、11月末から19年3月末までの4カ月間開設し、日本の食品をメインに販売を行う。商品は国内のメーカーからレッドマートが買い取って販売する。11月末時点では徐々にジャパンモールの認知度を拡げ、2月〜3月にかけて、多くの商品を打ち出す予定だという。
 すでに選定された国内メーカーの商品では、大手食品メーカーの有名ブランド商品だけでなく、地方の中小食品メーカーの菓子や麺類といった加工食品もあるという。
 食品の選定については、7月末までに、ジェトロが2回公募を行った。応募があった企業の中から、ジェトロの担当者と、レッドマートの担当者が、商談会や試食などをしつつ、販売する商品を決めたのだという。レッドマートの担当者は、現地の富裕層である華僑にニーズがありそうな味の商品を選定したとしている。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月27日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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