セブン&アイ・ホールディングス(HD)は8月6日、グループ横断型ECサイト「オムニ7」において動画コマースを開始した。スマホなど動画をフリック(押してからスライドさせること)して購入画面に遷移できる機能を導入。動画から販売に直結するサービスで利用促進を図る。
「フリックショッピング対応動画」では、商品を紹介する動画を配信している。ユーザーが動画閲覧画面をフリック(パソコンの場合はクリック)すると購入ページに遷移する仕組み。動画での商品訴求からスムーズに販売へつなげたい考えだ。
開始当初はベビーチェアや幼児向け水筒、ビールサーバーなどの動画を配信している。実演販売のような形式でスタッフが商品の魅力を訴求する動画もある。
動画コマース機能は、インタラクティブ動画サービスを開発するパロニムと、EC関連システムを開発するエスキュービズムの2社の協力により開発した。今後は動画の配信数を増やし、利用者数を拡大したい考えだ。
セブン&アイ・ホールディングス/動画コマース開始/「オムニ7」で新たな試み
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