ジュピターショップチャンネル 18年3月期/売上高1631億円/前期比5.3%増、イベントが寄与

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 テレビショッピング最大手のジュピターショップチャンネル(本社東京都、田中惠次社長)は6月25日、18年3月期の売上高が前期比5.3%増の1631億円だったと発表した。感謝祭や創業祭といった記念イベントの売り上げが増収に貢献。DM送付や新聞への広告出稿など、顧客とのコンタクトポイントを増やしたことも売り上げ拡大につながった。創業以来21期連続の増収を達成した。
 翌26日に官報に掲載された決算公告によると、売上高は1630億9800万円で、金額では81億7500万円の増加となった。ショップチャンネルによると、増収は大型イベントの奏功と、顧客とのコンタクトポイント拡充が寄与したとしている。
 大型イベントは、5月放送の「夏いち!大感謝祭」、11月放送の「心おどる、大創業祭」、3月放送の「春いち!大感謝祭」が売上高をけん引。中でも17年11月の「大創業祭」は、2日間で約43億円を売り上げた。
 顧客とのコンタクトポイントも拡充した。既存顧客には、メルマガやDMなどのCRM施策を実施。継続購入につながるアプローチを行った。このほか、新聞広告による紙面販売を26回、インフォマーシャルを8回、デジタル広告やauユーザー向けの告知を行い、新規顧客も開拓した。
 売上総利益率は49.2%となり前期比0.4ポイント悪化。販管費は前期比5.3%増の525億4200万円だったが、売上高販管費率は前期と同じ32.2%だった。
 営業利益は同2.7%増の277億200万円を計上。売上高営業利益率は17.0%で、同0.4ポイント減少した。経常利益は同4.1%増の280億1800万円。特別損失4億6800万円を計上したため、当期純利益は同2.9%増の191億7500万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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