ベルーナはこのほど、2019年4月からスタートする3カ年の次期経営計画(第四次経営計画)の数値目標として、最終年度に売上高3000億円、営業利益300億円を計画していることを明らかにした。5月25日に都内で開催した決算説明会で、安野清社長が言及した。第三次経営計画の最終年度となる今期(19年3月期)業績は、売上高1800億円、営業利益150億円を見込んでいる。
説明会で安野社長は「来期から第四次短期経営計画がある。売り上げ・利益ともさらに成長を目指すため、今期は来期以降の土壌作りを進めていきたい」と抱負を明らかにした。
その一環として各事業別の構想を披露。総合通販事業は安定成長を目指すとともに、専門通販事業は業容を拡大。店舗販売事業は収益の改善、ホテルなどプロパティ事業の強化を挙げた。
そして「カタログ、インターネット、店舗のシナジー効果ということで、通販のレスポンス向上、ネット通販のコンバージョン率向上、店舗の拡充をシナジーで高めていく。さらに知名度のアップ、ブランド力の向上を引き続き進めていく」(安野社長)と述べた。
専門通販では前期、日本酒の大吟醸を123万本販売。ワインはこれまで取り扱いが少なかったシャンパンなどの発泡酒を強化する。化粧品通販のオージオは前期、卵殻膜系化粧品が成長をけん引した。
和装店舗を展開しているBANKANわものやは、前期末で92店舗を展開。今期は店舗数を92店舗にして売上高100億円、営業利益10億円の達成を目指す。さが美ホールディングスに対するTOBも実施しており「実現すれば和装店舗売り上げナンバーワンとなる」(同)と語った。
(続きは、「日本流通産業新聞」6月14日号で)
ベルーナ/売上高3000億円へ/次期経営計画の目標に言及
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