再春館製薬所(本社熊本県、西川正明社長)は6月5日、タイで基礎化粧品の通販事業を開始すると発表した。熊本で製造した「ドモホルンリンクル」を、現地物流サービスを利用して宅配する。肌悩みを抱えるタイ女性の、肌改善に寄与する狙いから進出するという。今年度は8万5000人の顧客に無料お試しセットを配布して、初回購入者5000人の獲得が目標としている。
タイでの通販事業は6月6日から開始した。バンコクには現地法人を設立。さらに「ドモホルンリンクル」の全商品を展示して無料で試せる拠点「ドモホルンリンクル エクスペリエンス スペース」を開設した。
同拠点では、本社で教育を受けた社員(お客様プリーザー)が、肌の悩みや使用方法についてアドバイスする。自身の肌で試したい顧客のために、個室のキャビンも完備している。
店頭や同拠点での販売は行わない。電話・インターネットにより熊本のコールセンターで受注して、商品を発送する。タイからの電話・ウェブによる問い合わせも本社コールセンターに接続。タイから採用した専属の「お客様プリーザー」が対応する。
(続きは、「日本流通産業新聞」6月7日号で)
再春館製薬所/タイでの通販開始/初回購入5000人が目標
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