日本流通産業新聞は3月、通販事業者を対象に、健康食品通販における売上高調査を実施した。それによると、2017年の健康食品通販の売上高は79社合計で5479億1400万円だった。本紙推定売り上げや変則決算を除く前年調査と比較可能な19社による実質成長率は0.2%増にとどまった。増収企業は「主力商品による新規顧客開拓が順調に推移した」ことなどを成長要因として挙げている。
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売上高トップは10年連続でサントリーウエルネスだった。17年12月期における全体の売上高は、前期比7.9%増の868億2800万円。主力製品である「セサミン」を素材とした健康食品の販売が順調に推移したとみられる。
2位のディーエイチシー(DHC)の売上高は同0.6%減の478億6500万円となった。
3位のファンケルは、同12.1%増の320億850万円と、売上高を伸ばした。増収要因についてファンケルは「お客さまが増加した。機能性表示食品『スマホえんきん』『大人のカロリミット』の発売効果も表れた」(社長室広報グループ)としている。ファンケルの健食通販売上高は通販全体の売上高の30.4%を占めている。
(つづきは、「日本流通産業新聞」3月29日号)
〈健康食品通販 2017年売上高〉 実質成長率0.2%増/79社合計で売上高5479億円
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