データベースを活用したマーケティング事業などを手掛けるハニーマスタード(本社東京都、山條暁博社長)は、通販事業者が出稿するインフォマーシャル番組を調査・分析している。全国にモニターを配置して、各テレビ局の放送を24時間録画。通販事業者ごとに出稿回数や紹介商品、出稿パターンを分析してクライアントに販売している。出稿状況を見極めることで放送枠の良しあしが想定できるなど、広告代理店や通販事業者から引き合いが寄せられている。
提供しているインフォマーシャル番組のデータは「DRTV—INDEX」。インフォマーシャル番組の出稿企業・期間・エリア・局・商品といったデータを調査して分析する。
調査対象局は、国内民放各局および独立UHF局、BS各局。オプションで一部BS局やCS局の調査も行っている。
一例を挙げると、BS局における健康食品通販の競合5社による出稿時間とか、化粧品通販の商品別に分析した出稿時間ランキングなどといったデータを収集、提供できる。
あるいは、化粧品通販A社と、化粧品通販B社の、番組尺別の出稿回数や時間、出稿状況の違いなどを分析することも可能だ。
「出稿時間に応じてデータに色の強弱を施す。色が濃い部分は多くの放送時間が集中しており、比較的好調なレスポンス率が期待できるといった予測が可能になる」(山條社長)としている。
クライアント数は25〜26社で、広告代理店や通販事業者がほとんど。調査・分析したデータはTableau(タブロー)データ、CSVローデータ、定型PDFレポートなどで提供する。
(続きは、「日本流通産業新聞」3月22日号で)
ハニーマスタード 〈通販番組を調査分析〉/国内のインフォマ対象に
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。