ユーグレナ／顧客に遺伝子情報提供／健康食品の提案にも活用へ

　ミドリムシを原料にした健康食品・化粧品の通販事業を行うユーグレナは３月１日、グループ会社のジーンクエスト（本社東京都）と共同で、生命科学とＩＴを用いたヘルスケアの新サービス「ユーグレナ・マイヘルス」を開始した。第１弾として同日、顧客の遺伝子データを解析し、サイト上で病気のリスクなどに関する情報提供を行うサービスを開始。将来的には、個々の顧客に合った健康食品の提案を行っていくことなども検討しているという。
　遺伝子解析のサービスには、顧客の唾液や尿を利用する。ユーグレナのＥＣサイトで遺伝子解析のキットを購入したユーザーは、唾液などを採取して、ユーグレナに郵送する。ユーザーが数週間後に、「マイヘルス」のサイト上でＩＤやパスワードを入力すると、遺伝子解析結果が表示されるという仕組みだ。ユーザーに起こり得る健康リスクの情報を伝えることにより、病気の予防につなげてもらうのが狙いだという。
　将来的には、健康診断データや、食事・運動・睡眠のデータなどと、同サービスで得たデータとを連携させ、より精度の高い情報を提供していくことも検討している。個々の顧客に合った、適切な食事方法・睡眠方法を紹介したり、最適な健康食品・化粧品を提案していくことも視野に入れているという。