一般社団法人日本コールセンター協会(事務局東京都、下村芳弘会長)は1月9日に新春賀詞交歓会を都内のホテルで開催し、会員企業や来賓など過去最多となる251人が参集した。
昨年6月から会長を務める下村氏は、冒頭のあいさつで本紙が昨秋実施したコールセンター市場調査の結果に触れ、「主要企業38社の売上高が9841億円で、実質伸長率は5.5%だった。あと少しで1兆円。会員各社で日本経済の発展に寄与していきたい」と述べた。
下村会長は18年の抱負として、▽AI(人工知能)やRPA(ロボットによる業務自動化)をはじめとする最新技術やデジタルコミュニケーションの有効活用▽多様な働き方を尊重し、活躍できる環境作りーーーの2点を挙げ、これらを推進することで「業界の健全な発展に貢献したい」と話した。
コールセンター業界が直面している採用難についても触れ、「テクノロジーでカバーできる領域をいっそう追求し、生産性と応対品質を高めていく」と結んだ。
賀詞交歓会には経済産業省と総務省の担当官らが来賓として出席し、祝辞を述べた。
協会の会員数は18年1月9日時点で227社となっており、17年3月末から15社増加した。
日本コールセンター協会/賀詞交歓会に250人超/「AI活用」「働き方改革」推進へ
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