ナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)は7月20日、消費者の志向に寄り添った企業経営を推進する旨の「消費者志向自主宣言」を発表した。同宣言は、消費者庁が企業に対して、行うことを推奨している。現在消費者志向自主宣言を表明している企業は、ナリス化粧品を含めて53社で、関西の化粧品企業としては初だとしている。
「消費者志向自主宣言」とは、消費者志向の経営を行うことに関して、企業が自主的にウェブページなどを通じて、宣言を行ったり取り組みを表明したりする活動。自主宣言やフォローアップ活動を行っている企業は、消費者庁の「消費者志向経営推進組織」が運営するページに掲載される。訪販企業では、ダイアナや東洋羽毛工業などが参画していた。
ナリス化粧品が表明した消費者志向自主宣言は内容として、「市場動向に耳を傾けた商品開発を行うこと」や「訪問販売や直営サロンで顧客の情報提供や要望を聞き入れること」などを盛り込んでいる。今回の消費者志向経営の宣言を基に、従来の業務ルールを見直したり、不足部分を明確にしたりしていくという。
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