通販会社各社が4月3日、新入社員の入社式を開催した。ファンケルの創業者である池森賢二会長執行役員は、「今年はこれまでにない大改革を行う」とあいさつ。ベルーナの安野清社長は、現在進行中の第三次短期経営計画について、「計画の前倒し達成を目標に力を入れる」ことを明らかにした。
ファンケルの池森会長は、定年制の見直しを発表。「65歳を超えても、働く意思があれば何歳でも働ける仕組みを取り入れた」と語った。さらに「今年は、これまでにない大改革を行う予定。新しいフレッシュな感覚で、自由闊達に自分の意見を堂々と言ってほしい」と呼び掛けた。
4月1日付でファンケルの代表取締役社長執行役員CEOに就任した島田和幸氏は、新入社員に期待する3点を指摘。「ファンケルの創業理念や経営理念、大事にしていることをしっかり学んで身に着けてほしい。2点目は新入社員らしい生真面目さと元気を忘れずに、同期の仲間とのつながりを深めてほしい。最後に、今持っている『お客さまとしての視点』を忘れないでほしい」と語った。
ベルーナの安野社長も新入社員にお願いすることとして3点を挙げた。「一つ目は礼儀作法。『おはようございます』と元気にあいさつしてほしい。二つ目は同期だけでなく先輩上司とも付き合いを持ち、交流関係を広く持ってほしい。三つ目は自分を守るためにも、考え方、スキル、意欲を磨いてほしい」と語り、「皆さんの入社で会社が変わった、元気になったと言われるように期待している」と述べた。
ファンケルグループの新入社員は42人(女性30人、男性12人)、ベルーナの新入社員は80人(女性46人、男性34人)となっている。
通販各社が入社式/ファンケル「今年は大改革」/ベルーナ「経営計画前倒し達成へ」
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