オルビス(本社東京都、阿部嘉文社長)は2017年から、独自のオムニチャネル戦略を展開する。顧客がシームレスに各チャネルを利用できる環境を整備。通販事業で培った顧客データベース(DB)の分析や、ワン・トゥ・ワン・アプローチによって、ブランドコミュニケーションを強化していく。まず来秋にも、通販と店舗によるポイントの相互利用を開始。顧客の利便性を向上させながら、20年には売上高700億円の達成を目指していく。
オムニチャネルを展開する上で、あえて「オルビス流オムニチャネル」と命名した。顧客DBの分析による顧客識別力と、評価の高い顧客満足度を融合させることで、ブランド力を高めて、売り上げ拡大につなげていく考えからだ。
独自オムニチャネルの特徴は、(1)通販先行型(2)DBでの一元管理による顧客識別力(3)各顧客に応じたワン・トゥ・ワン・アプローチの知見活用(4)高い顧客満足度ーーーなどで優位性がある点。
顧客がシームレスにチャネルが利用できるようにして、積極的にチャネルミックスを仕掛け、チャネルの特性に合わせた異なるコミュニケーションを実施する。
(続きは、「日本流通産業新聞」12月1日・8日合併号で)
オルビス/独自オムニを展開/来秋、まずポイント統合から
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