さが美がファンドの傘下に/ユニーが12億円で売却

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 ユニーグループで、呉服大手のさが美は8月17日、親会社のユニーグループが保有する全株式(発行済み株式総数の約54%)を投資ファンドのアスパラントグループに12億円で売却したと発表した。ファンドの傘下に入ることで、事業の早期黒字化を図る。
 アスパラントグループが組成する投資ファンド「AG2号投資事業有限責任組合」の公開買い付けに応じた。
 さが美は、16年2月期決算で10億円の最終赤字を計上。17年2月期を初年度とする3カ年の中期経営計画を策定し、早期の黒字化を狙っていた。
 顧客の年間購入金額に応じたランク別の展示会販売を行い、接客レベルを引き上げることで、17年2月期に呉服販売の全社売り上げ構成比を前期比5・0%増の40%に引き上げる。
 3月に、不採算事業のホームファッション事業から撤退し、経営資源をきもの事業に特化している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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