日本流通産業新聞はこのほど、2025年版の通販健康食品売上高ランキングをまとめた。ランキングに掲載した118社の合計売上高は、1134億9600万円となった。前年と比較可能な19社の実質成長率は、1.1%のマイナス成長となった。
本紙がこのほど行った、「2025年版 通販健康食品売上高調査」では、健康食品を中心に扱う通販会社に対して、「増収や減収の要因」について聞いた。
減収となった企業からは、「新規顧客獲得数が減少した」「リピート率が低下した」といった声が聞かれた。
紅麹問題によって生じた、健康食品・機能性表示食品への懸念から、買い控えが起こり、業績に悪影響があった企業も見受けられた。
前年度(24年版)の通販健康食品売上高ランキングでは、前年と比較可能な27社の実質成長率は、1.1%のプラス成長だった。今回の調査では実質成長率が、1.1%減となり、減収トレンドに転じた。
過去5年を振り返ると、集計期間がコロナ禍の混乱のただ中となった2020年(20年1~12月の間に決算期を迎えた売上高)以来のマイナスとなった。
■逆境の中2桁成長
一方、逆境の中、成長を遂げた企業もある。新日本製薬では、24年9月期の健康食品通販売上高が、
(続きは、「日本流通産業新聞 3月27日号で)
【2025年版 通販健康食品売上高ランキング】118社合計売上高は1134億9600万円/実質成長率は1.1%のマイナスに(2025年3月27日号)
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