さが美/3カ年中期経営方針を発表/顧客ランク別の展示会を強化

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 呉服販売のさが美は、17年2月期を初年度とする3カ年の中期経営計画を策定した。顧客の年間購入金額に応じたランク別の展示会販売を行い、接客レベルを引き上げることで、17年2月期に呉服販売の全社売り上げ構成比を前期比5・0%増の40%に引き上げる。
 中経では、不採算事業のホームファッション事業から撤退し、経営資源をきもの事業に特化する。「きもの専門業者として立て直しを図る」(平松達夫社長)方針を掲げた。
 平松社長は「今回の中経には「チェンジ」「チャンス」「チャレンジ」を盛り込んだ、『45期・3Cプラン』の達成を目指したい」と話し、「この3年間で連結業績を黒字化し、ユニーグループで自立できる企業体質にしていかなければならない」と意気込んだ。
 展示会販売において、「年間購入金額300万円(Vランク)の顧客と、年間30万円以下の顧客と同じ接客をするのは不合理だ」(平松社長)との考えから、購入金額に応じた接客を徹底させる。すでに今年3〜4月にVランクの優良顧客向けの展示会を開催。1人あたり90万円を超える顧客単価になったという。V・Sランク(年間購入実績100万円以上)対象の展示会販売は京都で開催する。取り扱う商品も、著名な作家が手掛けた着物を中心に据える。

(続きは「日本流通産業新聞」5月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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