丸八ホールディングス/名証2部上場へ/調達資金は製造機械の購入などに

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 丸八ホールディングス(本社神奈川県、瀧口陽夫社長)は3月7日、名証2部への上場を承認された。同社は、寝具の製造・販売を手掛ける丸八グループの持ち株会社。上場は4月8日を予定している。調達資金は製造機械の購入・修繕とマンション建設に割り当てる。
 丸八グループは、親会社である丸八ホールディングスや、寝具の訪問販売を統括する丸八真綿販売(本社神奈川県、見目裕志社長)、寝具の製造を手掛ける丸八プロダクト(本社神奈川県、瀬古正和社長)など、31の子会社からなる。
 調達資金として見込む約7億円のうち、2億3000万円を製造機械の購入・修繕などに割り当てる。昨年発売し、売り上げ好調の軽量敷き布団を改良・増産する他、家具販売のイケアに卸販売する毛皮製品の製造にも力を入れる。
 不動産部門には4億円を割り当てる。丸八ホールディングスの持つ土地を活用するため、新たにマンションを建設する予定だという。
 株式の売出人は、丸八グループの創業者である岡本一八・丸八ホールディングス取締役相談役と、岡本八大・取締役副会長。議決権の63%は、岡本家の持つ株式の管理会社である洋大(本社東京都、岡本典之社長)が持ち続ける。
 丸八ホールディングスの15年3月期の連結売上高は、前期比4%増の209億3525万6000円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ