エックスワン／売上高が53％増に／中国人の化粧品爆買い効果で

化粧品や健康食品などをネットワークビジネス（ＮＢ）で販売するエックスワン（本社東京都、齊藤勝久社長）が、全国で免税店を展開するラオックスで販売している化粧品が、中国人観光客からの人気を集めている。親会社ストリームが１５年１２月８日に発表した１６年１月期決算によると、１５年２―１０月期（第３四半期）におけるエックスワンの売上高は、前年同期比５３・３％増の１８億５９００万円。特に化粧品部門は同１１３・８％増の１４億７８００万円と倍増を達成。中国人のインバウンド需要を捉えたことで、ラオックスでの販売額は売上高の約３割を占めるまでになった。


ラオックスでの化粧品販売は14年7月に開始、１５年２月には初めてメーカー別売り上げで１位を獲得した。勢いそのままに、１６年１月までトップを堅守している。当初は東京・秋葉原の免税店のみで同社製品を取り扱っていたが、現在は２６店舗にまで拡大している。
　売れ筋は美容液の「エックスリュークス　プロケア　リバーサーセラム」。ヒト幹細胞培養液をメーンに配合し、エイジングケアを前面に押し出した。パッケージは、中国人が好むとされる金色に仕上げた。

続きは「日本流通産業新聞」2月18日号で）