ZOZOの23年4―9月期(第2四半期)における商品取扱高は、前年同期比3.0%増の2587億9100万円だった。セールやプロモーションを強化し、商品取扱高拡大につなげた。カテゴリー強化策として取り組むコスメEC「ZOZOCOSME(ゾゾコスメ)」が順調に成長している。
「ZOZOTOWN」の商品取扱高は、同7.2%増の2117億4900万円だった。大型セール「ZOZOWEEK(ゾゾウィーク)」を5月と9月に開催した。セールに合わせたテレビCMを放送し、利用者獲得を強化した。「無印良品」や「ヴェルサーチェ」など有名ブランドの出店が加速している。
買取・製造販売事業の売上高は、同31.8%増の23億6000万円となった。
「ブランドから業務委託で当社の生産設備を使い受注生産する『Made by ZOZO』の生産型数は、上期だけで前期実績の1.9倍となっている。在庫を持たないという点がブランドから好評を得ている」(澤田宏太郎社長)と話す。
USED販売事業の商品取扱高は、同14.2%増77億6100万円となった。ヤフーショッピング事業の商品取扱高は、同2.3%増の232億6500万円だった。
11月1日に、新たな物流拠点「ZOZOBASE(ゾゾベース)つくば3」の本格稼働を開始した。つり下げ式の仕分けシステムを国内で初めて導入している。既存の拠点と比較して約30%の人員削減を実現する。物流の生産性を高め、販売効率の向上につなげる。
24年3月期における商品取扱高は、前期比6.7%増の5808億円を計画している。
ZOZO 23年4―9月期/商品取扱高は3%増/セールやPR強化で拡大(2023年11月02日号)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。