ダスキンが展開するヘルスレント事業はこのほど、60~80代の親世代1000人、20~50代の子世代1000人の計2000人を対象に、介護に対するアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に関する実態調査を行った。
ネガティブになりがちな「介護」のイメージについて聞いたところ、介護経験者は「親孝行」「恩返し」「家族の絆」など、介護をボジティブに捉える傾向があった。しかし全体で見ると、「精神的な負担」が70・8%で最も多く、「肉体的な負担」が64.3%、「金銭的な負担」が47.0%、「重荷」が46.1%、「つらい・苦しい」が43.2%で続き、ネガティブなイメージを持つ人が多くなっていることが分かった。
親世代に自分自身が介護状態になったと想定し、そのときの気持ちを聞くと「できるだけ自立したい」と回答したのは56.3%と最も多かった。一方、子世代に自身の親が介護状態になったと想定して気持ちを聞くと、「不安」が57.7%と最も高くなった。
同社は「子世代に求められるのは、不安に思うだけでなく、自立したいと望む親の気持ちを汲み、何を準備するのか、何ができるのかを考えることかもしれない」と分析している。
【 <ダスキン> 介護について調査結果を公表】 介護にネガティブなイメージ(2023年10月5日号)
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