千趣会は1月29日、15年12月期連結業績予想の修正を発表した。純損失は前回予想の32億4000万円から53億700万円の損失に修正した。グループが保有する固定資産を減損損失したほか、特別退職金の計上や繰延税金資産の取り崩しなどが影響する。
売上高は前回予想の1355億円から1343億2100万円に下方修正した。前期第4四半期(15年10―12月期)の通販事業において、暖冬の影響により衣料品やインテリアの販売が不振だった。
営業損失は前回予想の34億円から34億3700万円の損失に修正した。セール販売の増加や在庫処分による売上総利益の減少はあったが、販管費の削減でほぼ予想通りの数値となる。
経常損失は持分法による投資利益の減少などで、前回予想の19億9000万円の損失から25億4000万円の損失に修正した。
千趣会 15年12月期/純損失は53億円に/減損損失や特別退職金で
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