ジャパネットたかた・高田 明 前社長/「MC退陣に悔いなし」/26年にわたるTVショッピング出演に幕

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「MC退陣に悔いなし」と記者会見で話す高田明氏

「MC退陣に悔いなし」と記者会見で話す高田明氏

ジャパネットたかた(本社長崎県、高田旭人社長)の創業者・高田明氏の26年間にわたるテレビショッピングレギュラー出演が1月15日、幕を閉じた。同日開かれた記者会見では「やり残したことはない」(高田明氏)とし、「MC退陣に悔いなし」(同)とコメントした。(3面に関連記事)
 会見では「社長職、MCを担当して〝伝えることの大切さ〟を考え続け、〝今を生きる〟ことの大切さを学んだ」(同)と振り返った。
 今後のスケジュールについて、地方特産品などを旅番組形式で紹介・販売するコーナー「おさんぽジャパネット」については、「もう少しナビゲーターとして出演していこうかなと思っている」(同)と話した。
 「今後はテレビショッピングの出演は基本的には行わない。社員には『できるだけ自分たちだけでやりなさい』と伝えてある。ただ、会社から『どうしても』と呼ばれた場合など、状況によっては出演する可能性はある。『今後10年は出演しない』というような宣言はしない」(同)とした。「社員から相談があれば、アドバイスしてあげたいと思う」(同)と続けた。
 会見に同席した高田旭人社長は「(創業者である明氏にとって)会社は子どものようなもの。個人的なところでは、会社を離れた部分で〝親子〟という関係になっていくのかと思う。親子としての時間を楽しみにしたい」と話す。
 高田明氏が15年1月に設立し、現在は同氏の講演活動のマネージメントなどを行っているA and Live(エーアンドライブ、本社長崎県、高田明社長)の今後の動き方については「未定」(同)とした。


記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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