楽天グループ／父の日向けポップアップ／「楽天市場」にリアルから送客（2023年6月1日号）

　楽天グループ（楽天）は６月１日、神奈川・川崎市にある「マルイファミリー溝口」内に、「楽天市場」の人気「父の日ギフト」を体験できるショールーミング型ポップアップストアを開設した。コロナ禍の収束に伴い、リアルに人流が戻る中、商品を発見・体験できるポップアップストアを開設することで、新たな顧客獲得を目指す。
　ショールーミング型ポップアップストア「食べて、飲んで、体験できる楽天市場　父の日ギフトポップアップストア」を６月１～１４日の期間限定で運営する。「楽天市場」に出店している２１店舗が取り扱う「父の日ギフト」２１点を展示する。「よなよなの里」や「うなぎ屋　かわすい」などの人気店の商品を、試食したり、触って確かめたりできる。
　展示商品はその場では販売せず、「楽天市場」に遷移して購入してもらう仕組み。会場内に商品情報をまとめた商品カードを設置し、自宅でじっくりと商品を選ぶこともできる。
　来場客には、ポップアップストアで展示した商品の購入に使える最大６００円分のクーポンを、ＱＲコードで配布している。先着利用５００回限定のクーポンだ。
　楽天は昨年１２月、「ラフォーレ原宿」に韓国関連商品を販売するリアル店舗を開設している。今年２月には、期間限定でバレンタインデーギフトを集めたショールーミング型ポップアップストアを「北千住マルイ」に展開した。
　今年３月日にも、人気スイーツを購入できる期間限定のＯＭＯ店舗「楽天市場スイーツ展」を「ＪＲ東京駅」に開設した。
　楽天は出店場所に合わせて、多様な店舗モデルを試しながら、最も効果の高いＯＭＯ施策を模索している。